きょうだい会SHAMSについて

本会概要

  • 大人になったきょうだい(双子で自閉症の弟をもつ姉)が自身のきょうだいとしての経験を踏まえ、2008年に会を立ち上げました。きょうだい当事者によるきょうだい支援組織(セルフヘルプ・グループ)です
  • 栃木県宇都宮市を拠点に、以下の目的をもって活動しています

<活動目的>

  • 自分と同じ立場のきょうだいと出会う
  • きょうだいとしての思いを分かちあう
  • 日常の悩みや不安などを軽減する
  • 普段経験できないことを経験する

対象者

  • 障がいや慢性疾患(心臓病や小児がんなどの重い病気)のある家族をもつ小学生から高校生の兄弟姉妹(きょうだい児)を対象にしています


  • 2023年5月現在では、小学生15名、中学生9名、高校生8名が参加されています


  • きょうだい会SHAMSのOB、OGのみなさんや大人になったきょうだいの方もボランティアとして活動に参加してくださっています

活動内容

1.通常活動(年4〜5回)

※2023年度は年2回・オンラインでの活動

①余暇活動
 きょうだいのみなさんに希望を聞き、楽しいレクリエーションや外出活動を行っています。
 これまでに、カラオケやボーリング、アスレチック、映画鑑賞、プール、室内レクなどを行いました。
②立場や思いの共有
 きょうだいならではの立場や思いを分かち合うための活動(きょうだいワーク)を行っています。
また、活動終了時にアンケートを配布し、日頃きょうだいとして感じていることや悩んでいることなどを書いていただき、会報(しぇいむず新聞)できょうだいならではの思いの共有も行っています。

2.保護者会

 本会にご参加いただいているきょうだい児の保護者の方を対象に年1回活動報告を行い、保護者の方との交流を行っています。

3.理解・啓発活動

 きょうだい支援に関する講演会や福祉・教育関連の学会などで、きょうだい支援の必要性やその支援の実践についてお話をさせていただいています。

Sibshops

(シブショップ)とは?

  • きょうだい児が持ちやすいとされる心理社会的課題に対する予防的プログラムとして、1982年にアメリカきょうだい支援プロジェクト創設者ドナルド・マイヤー氏が開発したきょうだい児支援プログラムです
  • 本会運営者は、2008年熊本・2016年アメリカ・シアトルにて開催されたシブショップファシリテータートレーニングを受講しており、本会は認定シブショップとして活動しています

<シブショップの詳細> 英語日本語

  • 日本で認定シブショップとして登録されている団体はこちら

ボランティアさん募集!

  • きょうだい児のみなさんが主役になって、子どもらしく楽しい時間を過ごすために、きょうだい児のみなさんの応援団の一員として、ボランティアのみなさんの存在は欠かすことができません
  • 現在は、大人になったきょうだいや大学生のみなさま、福祉施設職員、学校教員のみなさま方等にご協力頂いています
  • 子どもたちと遊ぶことが好きな方、活動を支えてくださるみなさま、大歓迎です!!
  • 本会活動のボランティアをご希望の方はこちらまでご連絡をお願い致します

きょうだい支援の必要性

〜きょうだい特有の悩みと得がたい経験〜

  • きょうだいには、障がいや慢性疾患のある兄弟姉妹がいることによる特有の悩み(恥ずかしさ、罪悪感、孤立、将来に対する不安など)を抱えやすいと言われています。同時に、障がいや慢性疾患のある兄弟姉妹とともに経験したことが人間的な成長(洞察力や忍耐力が身につくなど)につながることがあると言われています。
  • きょうだい会SHAMSは、きょうだいの特有の悩みを少なくし、得がたい経験を増やすことを目指して活動しています。これらを詳細にまとめた本(Sibshops: Workshops for Siblings of Children With Special Needs )は英語で書かれていますが、日本語に訳され、わかりやすくまとめられた冊子は、きょうだい支援を広める会で購入することができます。

©️きょうだい会SHAMS

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